Festina lente

急がば回れ(ラテン語)。時には寄り道も。

牡蠣保険 その2

さて、昨日の牡蠣保険の話の続きです。*1

昨日のエントリーでは、

生命保険と似た作りにするのは結構難しいですよね

て話でした。
どうやって保険料を決定するのか、いくらまでなら保険を払うのか、そもそもどの程度食当たりを見込めば良いのかをどのように合理的に割り出すのか、と。

この記事を見た友達から面白い反応を頂きました:

これは保険会社が売るのではなく、オイスターバーが独自にこんな保険を商品として売るのがベターじゃないですか?
入店時に保険をかけ、あたったら、その店のレシートと診断書を持参し、審査の後、保険金が支払われる

で、そんな保険を売るオイスターバーの、そのまた保険を保険会社が商品化する、と。

一端、真面目に保険料率を捉える話題を横において、誰が保険を掛けると消費者に恩恵があり得るのか、と。
保険を掛けると安心出来るのは、この場合消費者ですよね。で、この安心を売ることが出来ると「オイシイ」のは生産者、つまりオイスターバーなどのサービス提供者ではないか、と。

一端、原価にモロモロの経費や人件費を乗せた「上に」さらに保険分を載せて食べれば、万が一食当たりになったら返金しますよ、と。

どこぞの国で本気でこんなことをやったら「不謹慎だ!」と無駄に叩かれてそうだし、第一保険に付き物のモラルハザードの手当も考慮しなきゃいけないですが、思考実験としては面白いですね。

後半部分のベタな保険会社が出てくるのは、デリバティブっぽい響きでこれもまたなかなかのアイデアですねw

昨日のエントリーの冒頭にも書きましたが、

Disclaimer
真に受けないで下さいね

*1:て、ネタがもつのかっていうw